2007年02月04日

モーニングの記憶

 IKORAのブログで、「喫茶店ぶらぶら」というのがありますね。
 主宰はマリーナきみさん。喫茶店のモーニングについて書かれておられます。交流も面識もなく、こうしてご紹介してしまうのは失礼かもしれませんが、そのブログに影響を受けて、モーニングというものを食べてみました。

 ぼくは深夜生活者です。外で食べる場合、営業時間というものがとても大切で、時間を気にして動かないと、店は閉まってしまいます。深夜の深いところになると、もはや、吉野家松屋すき家ぐらいしかないわけで。
 けれど、盲点でした。
 喫茶店のモーニングというものがあるではないですか。
 早朝の時間はぼくにとっては夕方です。動くのに、なんの問題もない。そんなものがあるということを、すっかり忘れていた。思いださせてくれた、マリーナきみさんに感謝。

 もっとも近いモーニングの記憶はなんだろう?
 京都、学生時代だ。友達が卒業して、実家に帰るので、引っ越しを手伝ったとき。律儀なひとだったので、労働に対してはバイト代を払うと友達は言い、ぼくは友達から金をもらうのは嫌だったので、いらないと断る。
 すこし言い合いになり……感情的になったのは、別れの寂しさもあったでしょうが……
 モーニングをおごって貰うということで折り合いをつけました。
 トーストとゆで卵キャベツの千切り、紅茶(ぼくはコーヒーが嫌い)という簡単なモーニングでしたが、思い出に残るモーニングです。

 それ以来――存在すら忘れていたわけですが……何年ぶりだろ? 歳がばれるので詳しくは書きませんが、干支はひとまわりしてます……

 行くなら、やはり思い出の地へ……
 子供の頃、父親に日曜日の朝、よく連れて行ってもらったところへ。

 狐島のガス燈。
 外観、撮るの忘れました。

 モーニング(700円)

 む……思っていたよりも高い。

 豪華だ。
 小さめのミートローフ、ベーコンエッグ、ポテトサラダ、海老フライ(これは本格的な味で、サクサクプリプリ)、トマト、キュウリ、キャベツ、サラダ菜と定番の野菜サラダ、バタートースト、デザートにバナナ。
 トーストにゆで卵ぐらいのものを予想していたこちらにとって、ちょっと豪華すぎ。
 いまのモーニングってこんなものなのか。
 子供のころ、父親につれていってもらったのは、どんな内容だったのだろう? 覚えていないが、楽しみで仕方がなかったことを考えると、トーストとゆで卵みたいなシンプルなものではなかったとは思いますが……

 やはり700円は高い。

 そしてやはり朝に食べるのもだな……と。生活リズム的に夕食時に食べるモーニングは、ボリュームが足りない。
 

 

   


Posted by guntech at 11:25Comments(2)ガス燈