2008年04月09日

過ぎたるは及ばざるがごとし、とは言えない。

 和医大病院近くの「寛屋」。
「寛ぐ」そして「屋」と入力しました。それがコンセプトでしょう。

 ま、ひとりでは行きにくい店かなぁ……と思っていたので、なかなか足が向かずにいましたが、どこぞでひとりで行きましたという記載も読んだので、では行ってみるかと。ブックオフでのサルベージもあることだし(背取りをしているわけではありません)。

 外観

 きれいな店だなぁー。内装も民家風のキッチンエ 土間風の床(だと思う)と、カフェ風の客席で、そこそこ金かかってんなぁ、という印象。

 オーダーはとにかくハンバーグを食べねば話にならんだろうという判断のもと、値段は度外視、ハンバーグの量を選択。

 炭火焼きエッグハンバーグランチ(1239)

 ハンバーグは200g。

 上の写真は店員の手が入った後です。
 サーブされた瞬間は、俵型のハンバーグを、店員が下記の道具を使って二つに割り、熱い鉄板にグリグリ押しつけます。上の写真はその結果です。

 道具


 で、結果のアップ。


 うむむ。
 ハンバーグは旨かった。炭火の香ばしさが肉に移っていて、ミディアムなので、生の牛肉の舌に絡みつく旨さもある。サーブされた直後に、「ソースをかけますので、脂が跳ねます、どうか(紙)ナプキン」で防御してくださいという申し出があり、「めんどくさ」と思いつつ言われたとおりにすると、ナプキンに脂の円が散って、ああ、ガードして良かったと思う。で、食べていると、それだけではソースが足らないことに気づき足す……ソースが熱い鉄板で「ジャッ」という演出がしたいので、紙ナプキンを用意してくれと求められたのか。でもソースポットはきちんと温められていて、気遣いというものに嬉しくもなる。

 ごはんがおかわり自由で、白飯と麦飯が選べるというのも、高得点。お茶のサーブも、コップが空きかけた時点で気づく、店員の目端の利き。それはもちろんごはんのおかわりでもそうで、茶碗でごはんが尽き欠けているとすかさず声をこけてくれるソツのなさ。ただ、こちらの口にものが入っているときも「お茶/おかわりはいかがですか」と尋ねてくる、いわゆるひとつの、容赦のなさとでも言いますか、器が空になる前に尋ねろ、みたいな、マニュアル的なサービスを感じることも否めない。でもこっちはフレンチのコースを頼んだわけではないし、口の中にものが入っている状況で「ふぉねぎゃいします」というみっともない真似になったとしても、まあ、文句をいう筋合いではないわな、という観もある。

 ただ、まあ、正直に言わせてもらえば……過剰です。
 それはわたしだけの感想ですので、なんの力もない意見ですが、サービスが過剰です。前述で断った上で言わせてもらいますが、気色がわるいほどのサービスの良さ。経営の戦略として、サービスの良さを売りにするのは、おそらく正解なのでしょうが、わたし個人に関して言えば、過ぎたるは及ばざるがごとし、と言わせてもらいます。でも、従業員は、頑張ってるしなぁ……判断の難しいところです。  


Posted by guntech at 12:25Comments(0)寛屋