2010年01月21日

アンバランスな魅力

 カレーヤのカツ丼が独特らしいとコメントにてお教えいただいたのは、ずいぶんと前でした。

 カツ丼(510)

 安いですな、カツ丼が510円はいまどきなかなかないでしょ。

 ビジュアルは至ってノーマル。
 カツは卵とじではなくて、カツの上に出汁でとじた卵がのっかってるスタイルです。
 独特なのは、卵の下にある薄目のカツに、デミグラスがかかっていること。
 丼自体の出汁が、玉吸いの出汁に若干味付けしているか、していないかのごはんにかけるには薄味なもので、玉吸いがうまいのだから、この出汁の完成度は高い。ただ、いかにも丼つゆな濃さはなくて、ごはんは出汁茶漬けに近い。だからでしょう、カツにかかったデミグラスとケンカしない。相乗効果はなくて、あくまで出汁とデミグラスが独立した味で、互いに高めあうこともないが、邪魔することもない。アンバランスなまま、釣り合わないまま、ひとつの丼のなかで二種に味が楽しめます。
 ぼくは、これ、好きです。

 バラホル(450)

 カツ丼が初めてで、外れだったらイヤだったので、お気に入りの一品を付けました。
 辛子だよな、これ、やっぱり。辛子なきゃ、なんだか甘ったるいなー、という感想でしかないかも。
   
タグ :カツ丼


Posted by guntech at 11:37Comments(4)カレーヤ