2010年04月14日

新たな主役

 以前から気にはなっていたのですが――アロチはなー、酔客が鬱陶しいしなぁ、と敬遠してまして。でもキヨモさんの記事を見て(http://ameblo.jp/kiyomo/day-20100405.html)、辛抱できなくなりました。

 とり徳

 さて。
 この屋号を読める人がいま何人いるんでしょう? とり徳の「と」は変体仮名、「り」はひらがなですが、「徳」は草書と楷書の2パターン。「と」は絶対に無理ですなー。「徳」も草書はムリ。ウェブで調べて、変体仮名とか草書とか、いまは理解しましたけど、食べている間はほんとうにここが目指す「とり徳」なのか、不安でしたwww
 読めない日本語があるというは文化が失われていくようで寂しいけど、ま、言葉も文字も変化していくもんだからなー。

 かつ丼(1000)


 近くで。

 とろり、とした卵が端正なかつ丼。飲み屋街ですから、ボリュームはおとなしめ。

 かつ丼の主役はなんだろう? カツでしょ、卵でしょ、出汁でしょ――その混然一体としたものでしょ。もひとつ、ここにカツの衣も加えたいな、と思わせてくれるかつ丼でした。肉自体はいいものですが薄目で、肉としての主張のないもので、でも、衣がおいしい。出汁を受け止めるところは衣であるわけで、たしかにここがうまいと、グレードは上がるわな。
 出汁もくどい甘みのないすっきりしたもので、好感。

 漬け物も吸い物も旨かった。
 吸い物には七味を散らしましたが、これが古い風味の飛んだものではなくて、鮮烈な香りと辛みがあって――ははあ、老舗なんだなー、と思いました。

 メニュー


 とり徳、というからには、むかしはかしわを扱うお店だったのかな? 鴨を含めて、鳥の肉系のメニューに興味津々。

 とり徳
 友田町2-90
 0734223034
 18~2:30
 日祝休み   
タグ :かつ丼


Posted by guntech at 09:26Comments(0)とり徳