2009年01月24日

幼き瞳に映るもの

 さて。
 チェーン展開する信濃路は昔はここにありました。幼稚園のころの通園路だったので、毎日のように目にしてました。現在は経営者も変わって、「ニュー」の名を冠しましたが、うどん、そばといえば、ぼくのもっとも古い記憶はここなのはずです。食べたこともあるはずだけど……覚えていないけど……

 ニュー信濃路


 演歌の流れる、店内の雰囲気は昭和。いまにも花紀京が「きつねうどん」と口にしつつ、入ってきそうな。

 ミニ肉丼定食(850)


 近くでみるとこんな感じです。



 肉丼は、まあ、並の味。卵でとじて、出汁を封じ込めるような形だと嬉しいんだけど。甘めの出汁でシャブシャブで、好みではない。
 うどんは非常にバランスのいい逸品。
 みりんの甘みが突出することもなく、鰹節の主張もうるさすぎず、昆布の乾物臭さもない。要素が上手にまとまって、衒いのない。逆に捉えれば特徴がないということですけど、仕事が丁寧なんでしょう。
 ぼくの子供の頃からですから、もはや老舗といっていいでしょう、飲食店としては。その理由は窺えます。

 ニュー信濃路
和歌山県和歌山市松江北7丁目4-1
TEL 073-452-3060