2008年12月04日

魚を食べよう

 まかない亭。
 Dancyuで紹介されたしく、その記事のコピーが貼ってありました。勝谷誠彦氏が来たようで。グルメ本なんかも出してますな、氏は。

 ごはん、ほうれんそうごま和え、揚げなす、ハンバーグ、しじみ汁(200,189,200,420,160) ¥1169


 ハンバーグってのは初めて見たかも

 420円です。けっこうな値段です。

 ごはんはうまい。味噌汁はいつも思うんですが、もうすこし出汁の突出感が欲しい。いいしじみを使っているから、出汁なんてそれで十分だということなんだろうけど。なすは季節を外れてますが、みっちり身が詰まっていました。ほうれんそうは、ま、ふつう。
 で、ハンバーグ。
 うまかったすよ、練りが感じられて……肉もいいものをつかってるんでしょうけど……どうもふわふわと頼りない食感で、肉を食ってるぞという重量感がない。つなぎを食べている感じ。
 ううむ、ここにしては至らない感じ。

 ここは魚を食べるべきなんだな。  


Posted by guntech at 10:21Comments(2)まかない亭

2008年06月29日

その値段であればこそ

 まかない亭に。
 あ、きょうは芝エビがあるぞ。やった!

 ごはん、しじみ汁、ひじき、冷や奴、芝エビ(189,136,189,210,315) ¥1039


 ごはんと味噌汁と宣う店です、ごはんは、ああ、おいしい。一方の味噌汁は、ぼくとしてはおいしいけれど手放しでは褒められない感じなんですが……ただ、ぼくの舌は化学調味料に慣れすぎていると指摘されれば恥じ入るだけなので、断言はできませんが。ひじきは甘く煮てあります、確かな味のなかに甘さを感じる、いいもの。豆腐は旨い。おぼろ豆腐で、大豆の風味と甘みを柔らかい身に保持し、冷や奴としての冷たいさわやかさもあります。ただ、水分が多い豆腐だけに、染み出てきた水が邪魔なのが残念。かけた醤油の風味を殺します。小鉢に盛ってから、客が食べるまでに時間があるのだから、当然水が出てくるわけで、水の切る気遣いが欲しい。値段を考えれば、無茶な要求ではないはず。
 芝エビは、当然のこと、旨い。歯にまず、殻のサクサク感が伝わり、噛むにつれて身のしっかりしたねっとり感が伝わる。そのときに舌が感じているのは、甘みなのだ。  
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2008年02月13日

驚きを忘れない

 まかない亭。
 ウジタ系列ですな。そういえば、少し前までウジタで売っていた、黄色い蓋の1㎏のキムチ、1000円くらいだったかな、安くておいしかったんだけど、近頃売ってないなぁ。


 ごはん、豚汁、ししとう、エビ天(189,210,189,315) ¥903

 エビは見るからにおいしそうです。大きさはないけど、端正な感じがしますな。

 食べて、やっぱりうまかったですよ。エビは歯ごたえもよし、甘みもあり。尾も、普段は食べないんですが、香ばしくて。

 ししとう

 今回の白眉。ししとうが、ししとうがうまい! 焼いてしんなりしたところに甘辛いタレを絡めた、ししとうの料理の仕方としては定番なものですが、タレの味が良いので、自分で作るものとは一線を画すものに。タレは甘みが強くて、それだけでは甘ったるい感じなんですが、噛んでししとうの強い風味が口に広がったあとに、中の空洞から溢れ出てくる甘いタレが、ししとうの野趣を和らげ、味を高めています。ししとうがうまい。ししとうが!

 ちょっと不思議な豚汁。

 なにが不思議って、胡椒の味がする。何度も書いてますが。
 きちんと取られた出汁が旨いので、味噌の味がしないことに問題はないのですが、ちょっと悩んでました。ひょっとしてぼくの味覚のほうがおかしんではないかと……でも、今回、飲み干した後、椀の底に、胡椒のような黒い粒が確認できました。

 来るたびに、なにか驚きがあるなぁ……まかない亭。  
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2007年12月12日

トラウマを乗りこえろ!

 まあ、たいていのものは間違いがないんですけど、旬のものとなると、ここはちょっと信頼できます。

 まかない亭

 ごはん、しじみ汁、だし巻き、揚げなす、牡蠣フライ(189,136,210,189,315) 計1039。
 もはや値段でぼやくのは野暮です。

 ぼくはあまり牡蠣が得意ではなく(むかしスーパーのおそうざいの牡蠣フライを食べて、胸が悪くて一晩七転八倒したことが発端)、安物の牡蠣はぜったいに食べませんが、ここのものなら大丈夫だろう、と。
 たぶん10年ぶりくらいの牡蠣。

 粒は大きめ。そしてここの値段設定のなかでは、安め。旬のものは安くてうまい、ということでしょう。牡蠣の旬は夏だ、腐りやすいものなので、冬に出荷されるのだと聞いたことがありますが、味はともかく、量が出れば安くはなりますね。

 味はすっきりとした、しかしちゃんと味の乗った感じ。よく表現されるように、濃厚って感じではない。
牡蠣を口に含んだ瞬間に、脳裏にあの苦しみが蘇る――ってことはありませんでした。

 米は、新米。旨い。  
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Posted by guntech at 10:38Comments(2)まかない亭

2007年09月20日

初もの

 イワシの漁獲高激減、その代わりなのか、近年はサンマが豊漁……そして今年は、群れの南下が早く、もはやサンマは旬がきているとか……どうなってるんでしょ? 北極海の氷が溶けて、幻の北東航路が確立されそうだとかは最近のトピックですが、不安を覚えますねぇ……温暖化防止の声が姦しい近頃ですが、もうすでに回復可能地点は過ぎていて、われわれにできるのは、社会全体になにができるかということよりも、個々がどうやって生き延びるか、そこを冷静に考えて正解を得たものだけ、未来を生きることができる、そんな段階ではないかと真剣に考えているのですが……

 で、今年の初サンマ。
 まかない亭。

 ごはん、しじみ汁、だし巻き、サンマ、若竹煮(189,136,210,210,189) 計934円

(値段が)たっかいよなぁ。

 化学調味料に慣れすぎた舌ということなのか、ここの味噌汁に感動を覚えることはありませんが、ごはんはうまい。マジでうまい。だし巻きもうまい。若竹煮は、ここにしてはちょっと気の行き届かないクドイ感じの甘さでしたが(でもきっとタケノコの旬の春に食べればうまいと思うぞ)、サンマは旨い。
 ぼくはあまり魚を喜んで食べる人間ではないのですが、サンマは別。ここにしては値段も手頃だし。でもはらわたは無理だぞ。

  
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2007年07月04日

エビ!

 米が食べたいときには、まかない亭。
 つくりおきの一膳めし屋形式ですが、そのへんで食べるものより確実にワンランク上の味を楽しめます。値段も、ワンランクアップですが。

 こんな感じ。

 ごはん、豚汁、だし巻き、芝エビかき揚げ(189,210,210,315) 計924円。相変わらず、高いなぁ……。

 だし巻き

 嬉しいことに、焼きたてのアツアツでした。じんわりとにじみ出て、濡れ光る出汁の美しいこと……!

 芝エビのかき揚げ

 これは旨いです。サクサクするエビの殻のなかには、ねっとりとした歯ごたえの甘みのあるエビの身が入っています。ハッと気がつけば、エビばかり口に放り込んでいて、ごはんとおかずのバランスが著しく悪くなってしまいました。天つゆで食べましたが、これはおいしい塩で食べるものですな。くうう……もっと量を食べたい!

 豚汁は以前と同じように、スパイシーな感じの不思議な味。味噌って感じはしない。
 ごはんがうまいなあ……陳腐な言い回しだけど、噛めば噛むほど甘みが出てくる。  
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2007年02月10日

お米の国のひとだもの

 おなか空いた。
 さて、今日はなにを食べよう。
 焼きそば、ラーメン、パスタと麺類が続いているから、ごはんだな。ごはんが食べたい。
 ああ、それにしても鬱陶しい。ポケットのなかの小銭入れが重くて膨れているので邪魔……小銭で1400円ぐらい入っているはず……
 ええい、小銭を処分するぞ。1000円ぐらい使って、小銭入れを軽くするぞ。

 まかない亭

 ごはん、豚汁、やまかけとろろ、水菜のおひたし、さんまみりん干し(189、210、189、189、210)。計987円。高いのはわかっているから、もう驚かない。
 驚かないにしても、一円玉が六枚しかなかったのは悔しかった。三円だして、五円に替えて貰ったけれど、一円玉を使い切る快感は味わえず。

 ごはんはうまい。なにがうまいってうまく表現できませんが、しみじみうまい。米を食うのが30時間ぶりだったということもあるでしょうが。

 さんまみりん干し

 どぎつい甘さのない、じつに好感の持てるみりん干し。

 水菜のおひたし、やまかけとろろ

 水菜が文字通り、お「浸し」なってる。湯がいて絞って醤油で頂くものがおひたしだと思ってました。このたっぷりの出汁がおいしい……水菜だけを食べるものなんでしょうが、出汁もぐびぐび飲みました。
 素でごはんを半分食べて、残りはとろろめしで。ああ、ずるずるずるずる。

 豚汁

 具がおいしい。
 ただ、汁がちょっと不思議な味なんですよ。味噌が薄く、ほとんどすまし汁のような感じ。しかも後味に胡椒の風味が……胡椒? ぼくの舌はタバコで虐められてますから、繊細な味を感じるのは苦手なんですが、なんど確かめても胡椒の味……しかしベースの出汁がしっかりしているので、不味くはないんですね。なんだろ、これ?

 値段はともかく、満足しました。米、米が食べたかったんですよ。
 パンも麺も粉もんも好きだけど、一日かそこら食べなくても困らない。でも、米は、米だけは――どうしても、切れるとしんどいんですよねぇ……



   


Posted by guntech at 09:31Comments(2)まかない亭

2007年01月19日

求めるものにそぐわない

 気にはなっていたんだけど、高いという話なので、なかなか足が向かなかった……

 まかない亭


 これを食べた。


 ごはん中(189円)、しじみ汁(136円)、和牛コロッケ(262円)、高野煮(189円)。計776円。
 776円……! おなじものを中食堂やいも膳で食べると、500円台どころかワンコインの500円以内で済みそう……500円台におさめるという癖がついているから、おかずを取る手に自制がきいているからいいものの、これは無自覚では1000円超えるな……

 和牛コロッケ

 たしかに旨い。サクサクに揚がっているし、肉じゃが風の中のジャガイモも、厭味のない甘さ。付け合わせのハム、いや、キャベツですら、旨い。

 高野煮

 これも旨いな。懐かしい感じすらする。

 しじみ汁のしじみというものは、ふだん、ぼくは食べない。泥臭いからだ。けれど、ここのはそんなことはなかった。もちろんしじみだから、あさりよりはぐっと旨みが落ちるけれども。
 ごはんも……旨い。

 ウジタ系列。素材から調味料から、それなりのものを使っているということでしょう。それなりのものにはそれなりの値段がつくということでしょうが……手より小さなぐらいのサイズのトンカツが400円でしたよ。オークワで売っている弁当なら、400円で白身魚のフライ、唐揚げ、煮物、香の物ぐらいがついたのり弁当が400円で売ってますよ――味はひどいものですが。

…………高い! しかし旨い。
 結局はこの形式の食堂に、なにを求めるかなんだよなぁ。「安さ」は絶対に譲れないよなぁ……

 営業時間は昼のみ。


まかない亭
住所:〒640-8444 和歌山県和歌山市次郎丸170
電話:073-480-4500  


Posted by guntech at 12:13Comments(0)まかない亭