2007年02月27日

本気で欲しいサービス券

 四天王狐島店。
 三平時代より、ここはよく100円引きのサービス券を配っています。
 これをいただけるのが本気で嬉しい。
 三平の頃から、通い始めて二年余――週に一度、最盛期には週に二度は通っていたので、ここのサービス券ほど使った、サービス券はないのではないでしょうか。よくくれるので、サービス券なしで定価で食べたのが全体の三割ぐらいでしょう、まあ、週に一度で計算して、いままで百杯あまりは食べており――、総じて7000円ぐらいは割り引いて貰っているのではないでしょうか。
 たいていのサービス券は貰ったときに次に使う機会のないまま、埋もれていくのが常ですが、ここのは、完璧に使い切っています。

 しょうゆ四天王ラーメン(820円。もちろん100円引き)


 別アングルにて


 思えば、三平から四天王になって、4種のスープのうち、トンコツ醤油だけは食べていなかった。
 ここのラーメン、最初のひとくちが至福なんですよね。濃厚なスープの絡んだ、香りのある麺……至福です。ノーマルに炒め野菜を足しただけで+170円という、釈然としない値段設定の野菜も、歯ごたえよく旨い。
 ただ、塩辛い……ずいぶんと塩分が濃い。
 炒め野菜にも塩を使っているのだろうか? しかし塩四天王ラーメンでは、塩辛さなんか感じなかった……飲めないほど辛いわけじゃないんですけど……
 血圧にナーバスになるお年頃――スープを三分の一ほど残しました。

 あ、おろしニンニク、復活してました。
 なかったのは、閉店間近なため、メンテに引いていたということでしょう
  


Posted by guntech at 08:30Comments(0)四天王(閉店)

2007年02月24日

ドライブスルーは不可

 モス。
 ファストフードにあるまじき値段の匠味を賞味。さてさて。調理に時間がかかるので、ドライブスルーはダメだそうです。単品で買って、飲み物代を節約ということはできない。

 匠味(580円)

 添えられたソースはデミグラスと醤油味。デミグラスは熱く、醤油は冷たい。

 匠味 アップ

 ハンバーグが分厚いですな。焼き色もちゃんとつき、表面は脂でてかりがある。

 添えられてきたパンフレットには、まずソースなしで食べてみてください、肉の味がわかります、と書いてある。かぶりついてみると、たしかに肉の味が……肉の味かしない。
 ふうむ……スプーンが二つついてきているので、それでデミグラスをすくってかけて……ふううううん……次は醤油ソース……ふううん……
 パンがやわらかく、含まれている空気が多いのか存在感が薄い。たしかに肉を食べている感じはする。味はそうだなぁ……他のハンバーガーのほうが好きかなぁ……モスバーガーのこぼれるミートソース、テリヤキの甘辛いソース――ハンバーグの品質がいいのはわかるけど、それだけではなにか物足りない……それと、思ったよりもボリュームが少ない。

 オニポテセット(320円)

 オニオンリング、うめぇ。

 併せて900円。
 ちょいと、高いな。

 訪れたのは、モス紀ノ川店です。
 向かいにあったジョーシン、閉店してしまいましたが、生まれ変わるようです。

 ハードオフに。

 軽めのノートをセカンドマシンに欲しいなと思っていたので、ちょうどいいかも。  


Posted by guntech at 07:20Comments(2)モスバーガー

2007年02月23日

恩恵に浴せない

 昨日の新聞だったかな、吉野家の牛丼の提供時間が、午前11時から午後三時から、0時まで延長するという記事を読みました。HPで確認したところ、3月1日からだそうです。特盛りも再開されるそうですが……
 利用する時間が深夜の3時4時のぼくになんの朗報でもない……特盛りなんか多すぎて食べられないから、同様……

 しばらくはこのメニューのお世話になりそうです。

豚生姜焼き定食(480円)




 これが大好きです。肉には厚みがあって、歯ごたえがあり、生姜の香りのなかにほのかな甘さが隠れている。米国産牛肉BSE問題で、牛丼チェーン店が新メニューの導入を迫られましたけれど、米国産牛肉のへの依存度の高さから、二歩も三歩も対応のおくれてしまった吉野家の気合いみたいなものが感じられました。
 名作です。
 キャベツにマヨネーズがついてくることも嬉しい。千切りキャベツはマヨネーズが好きなもので。

 惜しむらくは、肉の保存に難があるのか、ときおり、古い肉の味――氷温庫で時間が経ちすぎてしまったような――の肉があること……このへんなんとかしてくださいね、吉野家さん。  


Posted by guntech at 08:27Comments(2)吉野家

2007年02月20日

闘え! 地元店!

 頻度は減ったものの、月に一度ぐらいは26号線を北上、神座詣では続いています。
 その途中、主に帰路、ちょっと気になる店がありました。

麺工房

麺と工房という言葉はそぐわないと思うんですけど……

メニュー


 おやじのおすすめ、特製ラーメン(680円)をオーダー。


 多めのチャーシュー、メンマ、ゆで卵、のり。オーソドックスであり、豪華な感じもありますな。
 スープはとりがら醤油でしょうか……もうすこし複雑な旨みがあるんですけど、ちょっとわかりません。あっさりとした、昔なつかしい感じ……例えとしては問題でしょうが、スーパーで袋詰めのスープと麺、ちょっとした具をプラスチックのトレイに乗せてパックにしたラーメンがあるじゃないですか――メーカーはとりごえ、だったかな? あんな感じ。あれをもっと本格的においしくした感じ。
 くはぁ! こいつはうまい! という感じではありませんが、この味このレベルのお店が近くになれば、うれしいでしょう。

 訪れたのは、半年ほどまえ……それから、このお店の26号を挟んで向かいに、幸楽苑という激安ラーメンチェーン店が進出してきました。大丈夫かな、きちんと経営できているかな……
 ちょっと、心配です。

麺工房
泉佐野市南中安松689-4
0724-66-5525
11:30~13:30 18:00~翌2:00  


Posted by guntech at 06:39Comments(0)麺工房

2007年02月18日

歳をとって見えてくるもの

 もはや国民食と呼ばれて久しいカレーライス。
 平均すると週に一度は食べているのではないでしょうか。カレーうどんなりカレーパン、という形もありますし、カレーライスを食べたそのあとの食事で、カップヌードルのカレーを食べてしまったりも、ままあること。
 さらに職場に弁当を持って行っていたのですが、近頃はすっかり作るのが億劫になり、ごはんだけ持っていって、備え付けられているレンジでレトルトのカレーを温めて、という形もあります。
 それがあるので、なるべくなら、外食ではカレーを食べたくはないのですが……

 ああ、カレーが食いたい!
 欲望に駆られるまま、車を走らせて、CoCo壱番屋へ。

 イカカレー(600円)

 ごはんの量も、辛さも基本です。量はもはやいらないし、辛さの段階で金を段階的に取られるというのも納得いかないもので。最高に辛くても100円アップなだけですけどね。ココイチはコストパフォーマンスが悪い印象があって、余計な金はとられたくないのです。

 最初のひとくちは、なにか粉っぽいか……。
 食べていくにつれ、ああ、それなりにおいしいな、ごはんとマッチしてるなと感じさせてくれる。トッピングのイカリングは、うまい。コリコリしてるし、衣もスパイシー。
 でも、600円か……
 松屋のカレーって、ぼくすきなんですよ。煮込まれた感があって、きちんと辛くて。それが290円。
 イカのトッピングを除けば、ココイチのカレーはポークカレーとなり、その値段は400円。ま、妥当か。イカが200円かぁ……妥当だよねぇ。

 うん……コストパフォーマンスはよし。
 コスパが悪い印象は、主に学生時代に形成されたもの。それこそ、並の倍の600グラムぐらいあっても、たぶんペロリと食べていたような腹具合だったからね。で、量を増やすために余計なトッピングはせずに食べてましたから。
 弁当代わりのレトルトカレーさえなければ――ちょっとまめに通うんですけれど。

 ちなみにぼくのお気に入りのレトルトカレーは、カレーマルシェ辛口です。
 弁当は安くなくては意味がないので、普段喰いは、ボンカレー辛口ですが。

 
   


Posted by guntech at 11:08Comments(2)CoCo壱番屋

2007年02月17日

居心地悪いが、それでも食べたいのだ

 二度目のタムノス。
 ランチ時は相変わらず、女性の二人連ればかり。おっさんひとりでは、入りにくいったらありゃしない。

 ランチ、エビマヨ バルサミコ風味(850円)


 メインのエビマヨ

 エビの下にえびせんがある。エビだけではボリュームが足らない……じゃあ、えびせんを、というのは洒落てる。気がよくまわってる。

 エビは中サイズが5匹。ちょっとものたりないかなと、思うけど、エビフライ定食だったとしたら、5匹はたっぷりだと感じるでしょう。衣が控えめで、見ためのボリューム感よりも、エビの味、食感を大事にしているということでしょう。
 食べてみる……バルサミコはほんの少しマヨネーズと和えられて、香り付け程度。でもただのマヨネーズからはレベルアップしている。エビはプリプリと歯ごたえよく、そして噛んでいると甘みが出てくる。揚げ物とマヨネーズとなれば、油っぽさが気になるところですが、ボリューム感を捨てて、衣をほんのすこししか用いないため、あっさりとした口当たり。
 ああ……おいしいなぁ……!
 カツオ出汁のみそ汁も、実として三つ葉が浮いていて、薫り高い。
 水菜、ほうれんそう、紫キャベツと彩りのいい生野菜はたっぷりあって嬉しいが、生野菜でしかない。ここがもうすこしおいしく食べられる工夫があれば……とは、贅沢すぎる文句ですな。

 ちゃんとごはんはおかわりしました。

タムノス・じゅ
和歌山市松江759-3(パームシティ西隣)
TEL /073-454-6266
営/11:30~14:00、17:30~23:00(OS22:00)
休/水曜
P/あり  


Posted by guntech at 06:19Comments(0)タムノス

2007年02月11日

商いの極意

 宝潤です。

 ランチ(もやし炒め)


 ひとつひとつまで気が行き渡っている。
 小鉢は、肉団子の甘酢。挽肉はよく練られているのか、確かなもっちり感があり、揚げがいいので、外はカリカリ。もうひとつの小鉢はホタテの天ぷら――貝柱だけではなくて、全身なので、ひもの臭みが問題なところだが、きちんと下味がついているので、うまい。

 もやし炒め

 もちろん、もやしに髭はない。
 いまどき、髭なしもやしなんて普通に売ってるんだろうけど、肉団子、ほたての気の回りようを感じた後では、これも気遣いか、と思わせる。他も丁寧なんだから、これも丁寧だろうと思わせる――信用を醸すという、商売の秘訣なんではないでしょうか。

 え、値段?
 知りたい?
「始末の極意」という落語知ってます? 節約の大家に、粗忽な男がその極意を聞くという噺なんですけど……最後に粗忽な男は、片腕で木の枝にぶら下がれと命じられます。節約の大家は、男に、小指を放せと命じ、つぎに薬指、次に中指を放せと言います。
 そしてさらに人差し指を放せと……男はそうすると落ちてしまいますから、それだけは放せないと悲鳴をあげます。
 サゲは「それを放さんこっちゃ」
 指で実際に形を作ればわかりますね。親指と人差し指を先でくっつけた形……
 宝潤のランチは、その形、ワンコインなのです!

 宝潤
 073-454-6197
 和歌山市榎原242  


Posted by guntech at 10:45Comments(2)宝潤

2007年02月10日

お米の国のひとだもの

 おなか空いた。
 さて、今日はなにを食べよう。
 焼きそば、ラーメン、パスタと麺類が続いているから、ごはんだな。ごはんが食べたい。
 ああ、それにしても鬱陶しい。ポケットのなかの小銭入れが重くて膨れているので邪魔……小銭で1400円ぐらい入っているはず……
 ええい、小銭を処分するぞ。1000円ぐらい使って、小銭入れを軽くするぞ。

 まかない亭

 ごはん、豚汁、やまかけとろろ、水菜のおひたし、さんまみりん干し(189、210、189、189、210)。計987円。高いのはわかっているから、もう驚かない。
 驚かないにしても、一円玉が六枚しかなかったのは悔しかった。三円だして、五円に替えて貰ったけれど、一円玉を使い切る快感は味わえず。

 ごはんはうまい。なにがうまいってうまく表現できませんが、しみじみうまい。米を食うのが30時間ぶりだったということもあるでしょうが。

 さんまみりん干し

 どぎつい甘さのない、じつに好感の持てるみりん干し。

 水菜のおひたし、やまかけとろろ

 水菜が文字通り、お「浸し」なってる。湯がいて絞って醤油で頂くものがおひたしだと思ってました。このたっぷりの出汁がおいしい……水菜だけを食べるものなんでしょうが、出汁もぐびぐび飲みました。
 素でごはんを半分食べて、残りはとろろめしで。ああ、ずるずるずるずる。

 豚汁

 具がおいしい。
 ただ、汁がちょっと不思議な味なんですよ。味噌が薄く、ほとんどすまし汁のような感じ。しかも後味に胡椒の風味が……胡椒? ぼくの舌はタバコで虐められてますから、繊細な味を感じるのは苦手なんですが、なんど確かめても胡椒の味……しかしベースの出汁がしっかりしているので、不味くはないんですね。なんだろ、これ?

 値段はともかく、満足しました。米、米が食べたかったんですよ。
 パンも麺も粉もんも好きだけど、一日かそこら食べなくても困らない。でも、米は、米だけは――どうしても、切れるとしんどいんですよねぇ……



   


Posted by guntech at 09:31Comments(2)まかない亭

2007年02月08日

小エビ入り丼

 新海楼。

 レギュラーメニューも食べてみようシリーズですが、やっぱり、ランチ時には迷惑かも。

 豚肉細切り丼と同じく、名前だけでは、ちょっと正体がつかめない。

小エビ入り丼(600円)


 中華丼、小エビ天入り、ということでしょうか。
 中華丼は食べていないので確かではありません。

 これ……おいしい。エビ天がおいしい。
 エビがうまいのは嬉しいですね。日清、カップヌードルしょうゆ味の発売の時に、エビがあれば豪華に見えるという理由で、ラーメンにエビという異色の組み合わせが生まれたそうですけれど、エビがうまけりゃ全体がランクアップするように感じるんだから、ぼくも単純。
 餡はあっさり塩味。よけいなものがないだけに、エビ天を引き立てる……

 こうして食べ物を文で表現していると思うんですが、全体をバランスよく、読んでいる方々にわかって貰うというのは実に難しい。今回も、エビの旨さが印象に残ったので、こうしてエビ天を主として書いているんですが、上記の文章ほど突出しているわけではない……

 中華丼のアクセントとしてエビ天が成功している、ということをお伝えしたいわけです。
 でも、これはお気に入り。また、頼むことでしょう。

 スープ類は好物なので。

五目スープ(300円)


 ちゃんぽんのときも感じたんですが、浮いている白い灰汁のようなもの……灰汁ですよね……?
 スープとしての熱いもの感、複雑に絡み合う出汁感はあるので、及第点ではあるのですが、味付けしていないごはんと食べるならともかく、塩がきつい。  


Posted by guntech at 11:28Comments(0)新海楼

2007年02月06日

豚肉細切り丼

 新海楼です。

 レギュラーメニューも食べてみようシリーズですが、ランチ時にそれは迷惑なのかも。

 豚肉細切り丼(600円) 


 中華料理ではなんという料理になるんだろ? 青椒牛肉丼が近いような気がするけど、豚だし。牛肉が高いから豚で廉価に仕上げてます、ということではなくて、タケノコと豚の細切り、として料理として成立しているような……ちゃんとした名前はあるけど、あまりにも日本人にはなじみがないから、わかりやすい名前をつけました、ということなんでしょう。

 タケノコがいい。シャキシャキとした歯ごたえが楽しく、細切りの豚と絡んだ味は、たいへんよろしい。餡はすっきりとした醤油味で、くどくなくて深いところでスープの味を感じさせてくれる。
 ちょっと気にいりました。

 餃子(250円)


 特筆すべきところはないけど、瑕瑾もない。値段のわりにはいいな、と感じるので、250円という値段がいちばん特記すべきところかも。

新海楼
営業:11:00~14:00 17:00~21:00 (定休)水曜日
住所:〒640-8453 和歌山県和歌山市木ノ本118-3
電話:073-453-2311  


Posted by guntech at 07:34Comments(0)新海楼

2007年02月04日

モーニングの記憶

 IKORAのブログで、「喫茶店ぶらぶら」というのがありますね。
 主宰はマリーナきみさん。喫茶店のモーニングについて書かれておられます。交流も面識もなく、こうしてご紹介してしまうのは失礼かもしれませんが、そのブログに影響を受けて、モーニングというものを食べてみました。

 ぼくは深夜生活者です。外で食べる場合、営業時間というものがとても大切で、時間を気にして動かないと、店は閉まってしまいます。深夜の深いところになると、もはや、吉野家松屋すき家ぐらいしかないわけで。
 けれど、盲点でした。
 喫茶店のモーニングというものがあるではないですか。
 早朝の時間はぼくにとっては夕方です。動くのに、なんの問題もない。そんなものがあるということを、すっかり忘れていた。思いださせてくれた、マリーナきみさんに感謝。

 もっとも近いモーニングの記憶はなんだろう?
 京都、学生時代だ。友達が卒業して、実家に帰るので、引っ越しを手伝ったとき。律儀なひとだったので、労働に対してはバイト代を払うと友達は言い、ぼくは友達から金をもらうのは嫌だったので、いらないと断る。
 すこし言い合いになり……感情的になったのは、別れの寂しさもあったでしょうが……
 モーニングをおごって貰うということで折り合いをつけました。
 トーストとゆで卵キャベツの千切り、紅茶(ぼくはコーヒーが嫌い)という簡単なモーニングでしたが、思い出に残るモーニングです。

 それ以来――存在すら忘れていたわけですが……何年ぶりだろ? 歳がばれるので詳しくは書きませんが、干支はひとまわりしてます……

 行くなら、やはり思い出の地へ……
 子供の頃、父親に日曜日の朝、よく連れて行ってもらったところへ。

 狐島のガス燈。
 外観、撮るの忘れました。

 モーニング(700円)

 む……思っていたよりも高い。

 豪華だ。
 小さめのミートローフ、ベーコンエッグ、ポテトサラダ、海老フライ(これは本格的な味で、サクサクプリプリ)、トマト、キュウリ、キャベツ、サラダ菜と定番の野菜サラダ、バタートースト、デザートにバナナ。
 トーストにゆで卵ぐらいのものを予想していたこちらにとって、ちょっと豪華すぎ。
 いまのモーニングってこんなものなのか。
 子供のころ、父親につれていってもらったのは、どんな内容だったのだろう? 覚えていないが、楽しみで仕方がなかったことを考えると、トーストとゆで卵みたいなシンプルなものではなかったとは思いますが……

 やはり700円は高い。

 そしてやはり朝に食べるのもだな……と。生活リズム的に夕食時に食べるモーニングは、ボリュームが足りない。
 

 

   


Posted by guntech at 11:25Comments(2)ガス燈

2007年02月03日

起こるのではなく、作られるもの

「それでもボクはやってない」

を、観て参りました。

 映画館で映画なんて、「機動戦士Zガンダム 星の鼓動は愛」以来。
 昔はよく観たんですがね。映画館から足が遠のき、レンタルでも観なくなり、ちかくに便利なシネコンができても、昔のような鑑賞欲は戻ってこず……なんででしょうな。

 さて、この作品。
 周防監督11年ぶりの作品というよりも、作品そのものに興味があっての鑑賞でした。
 劇中音楽のまったくない(と、思う。途中で気づいたから、それより先は未確認)、淡々とした作りで、しかしドキュメンタリータッチというには、ストーリーラインがはっきりしている。
 訴えたいことは明白だ。刑事裁判の不条理さ、これ一点。
 ベースの実話では冤罪を被るのは、妻も子もあるサラリーマンだったが、映画ではフリーターとされている。妻の悲嘆も、子の当惑も、本人の絶望も、その転換によって描かれず、家族の絆というテーマを捨て去ったことで、刑事裁判の問題点だけを、二時間半という長丁場でじっくり描くことができる。
 その考え方が端的なのはラストでしょう。
 これから見る人のために、詳しくは書きませんが、ぼくはびっくりしました。
 観客のだれもが、クレジットが流れはじめても席を立ちません。ぼくはクレジットは観ないのですが、観てしまいました。このあとに、なにかあるはずだ、字幕による説明だけでも……ありませんでした。
 この映画は「12人の怒れる男」ではないのでした。そんなカタルシスを期待してはいけません。
 主眼は、日本の刑事裁判の、問題を描く、それのみ。
 居心地の悪い幕切れで、ある日突然被告となってしまった恐怖を、再確認すればいいのです。

 カフカもソルジェニーツィンも、世界文学全集に収まる過去の作家ではなく、いまだに現役ばりばりの現代作家ということでしょうか。

 作品中、起訴された事件の有罪率は99.9パーセント、という言葉が頻出します。刑事司法は、警察、検察、裁判所、と連動して動く、複雑でしかも巨大なシステムで、それに捕らえられると逃れるのは容易ではない。事件にはテンプレートがあり、どんな事情による犯行も、そこに無理に当て嵌められて変形し、標準化、陳腐化され、裁かれる。
 冒頭、同じ痴漢の罪で逮捕された男が(こっちは明らかに犯罪を犯している)、罪を認め、賠償金を払ってすぐに釈放される。主人公も、当番弁護士にそれとなく、罪を認めてしまうことを勧められる――ほんとうに恐ろしいのは、ここでしょう。この映画を観て、ある日身に痴漢の冤罪が降りかかってきて――罪を認めない人はほぼいないと思われます。
 システムに捕らえられたら、謂われのない罪でも認めて逃れない限り、システムの巨大な歯車に潰される……
 冒頭になぜ、痴漢を登場させるのか、その意図を訝っていましたが、なるほど効果的でした。見終わってから、物語を反芻するに、いちばんショッキングなのは冒頭だったのです。  


Posted by guntech at 05:42Comments(0)その他

2007年02月02日

一片のタマネギ

 県立図書館を利用することが多いです。

 本を読んで、借りて――時間はお昼頃。今日の昼飯はなんにしようかな……?
 む、ここまで来たなら、高松飯店というのが近いのではないか。いい評判を聞くぞ。

 餃子ランチ(950円)


 高いとは聞いていたが、ランチで950円取るか。
 食べてみると、おいしい。チャーハンは具にハムが入っているのに、頭に疑問符が浮かびましたが、味は良い。餃子も、肉たっぷりという感じで、そのへんのものとははっきりと違う。
 なにより感動したのは、スープに浮いているタマネギ。
 大きめのものが存在を主張しているように浮いているので、変な演出だなぁ……と疑問に思っていましたが、食べてみると、これを食べて欲しかったんだということがわかりました。甘いし、歯触りがいいし……タマネギでこんなに驚けるとは、嬉しい発見です。

 素材を吟味しているということでしょう。
 値段も納得――もうすこし安ければ、とは思いますが……

高松飯店

〒641-0051
和歌山市西高松2丁目16-8
AM11:30~PM2:30 (OS)
 PM4:30頃~PM10:30
オーダーストップPM9:30頃
定休日 月曜と木曜の夜  


Posted by guntech at 07:07Comments(2)高松飯店

2007年02月01日

ぼくの戦い 激怒編

 ひさびさに戦場に戻ってきました。

 会計を500円台に収め、見栄えも味も満足のいく黄金メニューを完成させることが、目標。
 ①ごはんも含めて、4品まで。


 ごはん、味噌汁、麻婆豆腐、野菜炒め(137、84、189、158)、568円。

 価格では勝利である。
 しかし今回は、値段と味のふたつの目標のうち、味で負け、ということになりました。

 野菜炒め

 これは塩胡椒のシンプルな味付けで、悪い印象はない。量が少ないのと、野菜炒めというものはやはり炒めたてを食べなければならんな、と認識を新たにした。作り置きのものをレンジで温めると、命である野菜の歯ごたえが死ぬ。

 麻婆豆腐
 
 問題はこれ。口に含んで、下味程度であらねばならないはずの生姜の風味鼻をつく。
 そして、なによりも許し難いことに、甘い。甘い麻婆豆腐ってなんやねん! そりゃ、ぼくの好みの味の麻婆だって、本場の四川の人に言わせたら、あんなものは麻婆豆腐ではない、そう名乗らないで欲しいと、苦言を呈するだろうとは思いますよ、しかし、しかしね、甘いのは、なし、だわ。砂糖を入れた時点で、これは麻婆豆腐ではない。

 ……しかし……われわれは、甘く味付けされた抹茶のアイスクリームを「抹茶」と呼ぶ。あんなものは抹茶ではないと声高に叫んでも、白い目で見られるだけだ。抹茶のアイスクリームと茶室などで飲む、抹茶とは同じものであって、もはや同じものではない。野点の抹茶に砂糖を入れられて、なにしてんねん、とあげた声は満腔の賛成を得られるでしょうが、サーティーワンで甘い抹茶なんかあると騒いでも、ただの威力業務妨害ですね。

 ということは……本場ではない日本の地で甘い麻婆豆腐は麻婆豆腐ではないと訴えても、無駄なことか……日本の麻婆は甘いのだ。

 いままで、丸美屋の麻婆は辛口しか買ったことがないが、甘口も試してみようか。
 そうだよな、甘口というものが存在してるんだから、甘いのも麻婆豆腐だよな……

 反省しました。